鹿事研版グランドデザイン

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鹿事研版グランドデザインとは?


イ 事務処理の効率化

    〜トータルプロデューサーとなるための環境づくり〜

  最近はパソコンを使った事務処理のため,以前より事務業務時間を短縮できるようになっています。給与や旅費なども個人口座振込になり,事務職員が直接お金に触れる機会がなくなり,他県によっては出張旅費を個人で請求するシステムを導入するところもでてきたため, ますます給与や旅費,手当認定を事務職員の職務の中心におくことはできません。
  事務処理の効率化の本来の意味は,「学校経営・運営を支えるためや教員が子どもと向き合える時間を確保するため」,そして「安全・安心で質の高い教育環境を整備するため」など,学校教育目標達成のための効率的かつ効果的な学校事務の再構築であると考えます。効率化だけを追求し,目的を忘れてしまうと事務職員自身がアウトソーシングされてしまうことになります。パソコンの活用やマニュアル作成による処理時間短縮,共同実施を利用した事務の集中一括処理,軽易な事務の思い切った外部委託などを進めることで,生み出された時間を「学校のトータルプロデューサー」の職務へと振り向けていく必要があります。今までの事務処理を続けたまま新たな業務を増やすことは,学校一人配置が原則では不可能です。 共同実施という組織を利用して,ベテランレベルの学校事務を地域内の学校すべてが得られるようにしていくためには,今までの事務処理体制を抜本的に見直していくことが求められています。

●事務処理の効率化イメージ


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