鹿児島県小中学校事務職員研究会「鹿事研」とは?

お問い合わせ


鹿事研の活動

  鹿事研は,「本年度も学校の教育目標を実現し,子どもの豊かな学びを支援する学校事務」をテーマに掲げて活動します。このテーマは,本県の教育振興基本計画に示された教育基本目標である「あしたをひらく心豊かでたくましい人づくり」を達成するために,事務職員のミッションとして設定しています。

  平成29年3月31日に「「義務教育諸学校等の体制の充実及び運営の改善を図るための公立義務教育諸学校の学級編制及び教職員定数の標準に関する法律等の一部を改正する法律」が公布され,4月1日から施行されました。今回の改正は,子供をめぐる教育課題が複雑化・困難化する中,学校の指導・運営体制を強化するとともに,地域住民との連携・協働を含めた学校運営の改善を図ることにより,学校の機能強化を一体的に推進することを目的としています。

  「改正法では,事務職員の職務の見直しが行われ「事務に従事する」から事務をつかさどる」と改められ,「共同学校事務室」の設置が制度化されました。今回の見直しにより,事務職員は学校組織における唯一の総務・財務等に通じる専門職としての絶対的な有能性を生かして責任をもって処理していくことが必要とされます。つまりこれまでの単なる事務作業ではなく,企画立案・調整・判断など仕事の質を高め,より主体的・積極的に学校運営に参画することで学校の機能強化につなげていくことを求められています。鹿事研のめざす事務職員像でもある「学校のトータルプロデューサー」的なことを職務として取り組んでいかなければいけません。これらの期待や要望に事務職員や共同実施組織がいかに応えていけるのかが問われています。我々事務職員は,覚悟と志を持って研究と実践を積み重ねることで事務体制を強化し質の高い学校事務を実現していくことができます。

  鹿事研は,「鹿児島県版グランドデザインの第2次研究中期計画を提案し実行していきますが,中教審答申及び法改正,特に「つかさどる」へ対応した取り組みや,職制別の標準職務表の策定及び職制別の研修体制の研究を進め,会員のみなさまに指針となるべき方向性を提案し,広報「いぶき」・「研究大会」などをとおして周知していきます。

  さて,鹿事研の活動は,大きく二つあります。一つめは,各専門部・委員会活動の充実です。研究部を始め,研修部,広報部,鹿児島県学校事務の手引編集委員会,学校事務必携編集委員会,OA研究推進委員会は,各活動の成果を鹿事研会員へ還元していきます。二つめは,研究大会の実施です。鹿事研は,研究成果を外部へアピールする場として,また全国的な学校事務に関する情報を提供する場として,さらに会員相互の情報を共有する場として,研究大会を開催します。鹿事研は,この二つの活動を中心に研究活動を進めてまいりますので,会員の皆様のご協力をよろしくお願いします。

  また,本年度の鹿事研の課題として,以下のように掲げます。
1 鹿児島県版「学校事務のグランドデザインVer1.1」第2次研究中期計画の推進
2 望ましい「学校事務の共同実施」の模索
3 外部団体(県教育委員会,県連合校長協会,全事研,九州ブロック各県事務研など)との連携





MENU

ページのトップへ戻る